1 - 2 : Javascriptの構成
私たちはパソコンでさまざまなソフトウェア、スマートフォンでもさまざまなアプリケーションを利用しています。
これらのソフトウェアやアプリケーションは、プログラムとして書かれたソースコードを含み、変換ソフトウェアであるコンパイラを通じて実行可能なソフトウェアやアプリケーションに変換され、配布や販売が行われています。
そのため、これらのソフトウェアを詳しく見ても、どのような考え方で構築されているかはわかりません。
一方、JavaScriptはプログラムの形で配布され、Webブラウザで一行ずつ解釈されて実行される言語です。
このような言語は、「台本を渡してその台本に従って役者が演じる」というように捉えられ、台本という意味の「script=スクリプト」という表現が使われます。
また、JavaScriptのような言語は、台本のような言語として、スクリプト言語と呼ばれることがあります。
スクリプト言語には、サーバー上でデータベースと連携して動作するPHPや、AIのエンジンとしても有名なPythonなどがあります。
これについては別の機会に学ぶことができるでしょう。
前述のように、JavaScriptはスクリプトの形で作成され、Webブラウザがスクリプトを読み込み、一行ずつ解釈して実行します。
したがって、一度ブラウザが読み込んでしまうと、基本的にはサーバーとのやり取りは行われません。
逆に言えば、JavaScriptを使用してさまざまな処理を行っても、サーバー側ではそれを感知しない状態となります。
Webを通じてさまざまな対話を行うアプリケーション、たとえばチャット、掲示板、ブログなどは、サーバーとの通信が必要なものであり、JavaScript単体ではこのようなプログラムを作成できないということになります。
しかし、サーバーにデータを送信する前に、送信するデータが正しいか、必要な情報が適切に含まれているかなどのチェックを行う際には、JavaScriptは非常に役立つツールと言えます。