9 : jQueryとは
魅力的かつ効率的なWebページを作成する場合は、javascriptを使ってDOMを制御することで実現できます。
しかし、javascript本体だけではなかなかDOMの設定を行ったり、クリックしたりマウスを動かしたりというブラウザ上のイベントが発生したときの処理を設定したりすることは非常に難しいのが実情です。なかなかとっつきにくいのです。
前項でも説明した、<h1 id=”title”>というDOMの中身の情報を取得するのに、
document.getElementById(‘title’);
ではなく
#title もしくは h1#title
のようにCSSでの表記と同じような形で設定出来たら、非常に楽ですね。
また、本来javascriptは外部とのやり取りはできない(県名を選択したら、データベースから市区町村をゲットしてくるみたいなやり取りは出来ない)のですが、
非同期通信という形で外部とやり取りを行い、必要な情報を取得して、ページを移動させることなく、県名から市区町村をゲットするような画面に反映させる、「Ajax」という手法も、便利に使いたいというニーズが生まれてきました。
で生まれたのがjQueryというライブラリです。2006年に誕生しました。 2024年8月現在のバージョンは3.7.1です。
一時期は、ほぼすべてのサイトでjavascriptを使うのであればjQueryが採用されている状況でしたが、現在の使用率は75%程度、マーケットシェアでは94%です。まだまだjQueryが使われているサイトがほとんどですね。ネットでは、jQuery以外のライブラリを使ったらとか言う記事もありますが、まだまだ根強い人気があります。
そこで、やはりベースとしてjQueryを学ぶことは大切だと考えています。