配列に関するメソッドもたくさんあります。配列にデータを追加したり、削除したり、ソートしたり、複数の配列を連結したりとたくさんあります。そのいくつかを紹介していきます。
メソッド名 |
説明 |
配列.push(要素データ) |
配列の最後に要素を追加する |
配列.unshift(要素データ) |
配列の最初に要素を追加する |
配列.pop(要素データ) |
配列の最後の要素を取り出す(配列から外す) |
配列.shift(要素データ) |
配列の最初の要素を取り出す(配列から外す) |
配列.sort() |
配列を昇順でソートする |
配列.reverse() |
配列を逆順にする |
配列.concat(連結する配列) |
複数の配列を一つにまとめる |
配列.join(区切り文字) |
配列を区切り文字でくっつけた文字列に変換する |
配列.isArray() |
変数が配列かどうかを判断する |
まずは配列のpushとunshiftから確認していきます。practice10.htmlに以下のスクリプトを追加してみます。
// 配列1の最後に、大宰府を追加し、配列2の最初に萩を追加する。
hairetsu1.push("大宰府");
hairetsu2.unshift("萩");
// 配列の数を確認し、それぞれのデータを順番に表記する
var h_kazu1 = hairetsu1.length;
for(var i=0;i<h_kazu1;i++){
document.write("hairetsu1["+i+"]="+hairetsu1[i]+",");
}
document.write("<br>");
var h_kazu2 = hairetsu2.length;
for(var i=0;i<h_kazu2;i++){
document.write("hairetsu2["+i+"]="+hairetsu2[i]+",");
}
document.write("<br>");
hairetsu1の方は、柳川が最後に配置され、hairetsu2の方は萩が最初に配置されていることが確認できましたでしょうか。
次にpopとshiftを確認していきましょう。
popは最後の要素を取り出し、shiftは最初の要素を取り出します。今回はhairetsu1の最初の要素を取り出し、hairetsu2の最後の要素を取り出してみましょう。
以下のスクリプトを追加します。
// 配列1の最初を取り出し
hairetsu1.shift();
//配列2の最後を取り出す。
hairetsu2.pop();
// 配列の数を確認し、それぞれのデータを順番に表記する
var h_kazu1 = hairetsu1.length;
for(var i=0;i<h_kazu1;i++){
document.write("hairetsu1["+i+"]="+hairetsu1[i]+",");
}
document.write("<br>");
var h_kazu2 = hairetsu2.length;
for(var i=0;i<h_kazu2;i++){
document.write("hairetsu2["+i+"]="+hairetsu2[i]+",");
}
document.write("<br>");
hairetsu1の先頭だった福岡がなくなり、hairetsu2の最後だった周南がなくなりました。
配列の追加や削除はこのように行うことができます。
次に配列の連結です。hairetsu3にhairetsu1とhairetsu2を連結させたものを格納してみましょう。
先ほどのスクリプトに以下の記述を追加します。
var hairetsu3;
// hairetsu1に、hairetsu2を連結し、それをhairetsu3に代入する
hairetsu3 = hairetsu1.concat(hairetsu2);
var h_kazu3 = hairetsu3.length;
for(var i=0;i<h_kazu3;i++){
document.write("hairetsu3["+i+"]="+hairetsu3[i]+",");
}
document.write("<br>");
hairetsu3にhairetsu1とhairetsu2が連結されたものが格納されたのを確認できましたでしょうか。