前項では一次元配列という普通の配列を学びました。
今回は多次元配列です。
データは様々なものがありますが、いくつかのデータがセットになって保存するものがあります。
例えば、ある地点の場所をデータとして保存するときには、地図上の緯度と経度で表します。緯度だけ、経度だけでは地点の特定が出来ません。2つがセットになります。
学校の成績表だったら、国語・算数・理科・社会のような感じで、色んな人の期末テストの成績を表そうとすれば、4つのデータをセットにする必要があります。
このように複数要素のデータを格納しようとする場合、多次元配列という形になります。
例えばこのような表のデータを配列として格納しようとした場合、
|
名前 |
年齢 |
出身都道府県 |
0 |
田中 |
35 |
鹿児島県 |
1 |
鈴木 |
50 |
長野県 |
2 |
福岡 |
32 |
鳥取県 |
var name = [“田中”, “鈴木”, “福岡”];
var age = [35,50,32];
var pref = [“鹿児島県 “長野県“, “鳥取県”];
このように別々の名前の配列で整理することも出来ますが、
一つの名前のデータとして整理させたい場合、多次元配列を使います。配列の中に配列があるイメージですね。
userという名前ですべてを登録しようとした場合、どのように定義するかというとリテラル方式では
var user1 = ["田中", 35, "鹿児島県"];
var user2 = ["鈴木", 50, "長野県"];
var user3 = ["福岡", 32, "鳥取県"];
var user = [user1, user2, user3];
という形で、一次元の配列を組み合わせることでも出来ますし、
一括登録しようとすれば
var user = [
["田中", 35, "鹿児島県"], // 0番目
["鈴木", 50, "長野県"], // 1番目
["福岡", 32, "鳥取県"], // 2番目
];
という形で登録します。
そして、user[1][1]のデータは、2番目の人の2番目のデータということになりますので、鈴木さんの年齢となり、50が入っていることになります。