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 5 - 3 - 2 : 多次元配列

前項では一次元配列という普通の配列を学びました。
今回は多次元配列です。

データは様々なものがありますが、いくつかのデータがセットになって保存するものがあります。
例えば、ある地点の場所をデータとして保存するときには、地図上の緯度と経度で表します。緯度だけ、経度だけでは地点の特定が出来ません。2つがセットになります。
学校の成績表だったら、国語・算数・理科・社会のような感じで、色んな人の期末テストの成績を表そうとすれば、4つのデータをセットにする必要があります。
このように複数要素のデータを格納しようとする場合、多次元配列という形になります。

例えばこのような表のデータを配列として格納しようとした場合、
 
  名前 年齢 出身都道府県
田中 35 鹿児島県
鈴木 50 長野県
福岡 32 鳥取県
 
var name = [“田中”, “鈴木”, “福岡”];
var age = [35,50,32];
var pref = [“鹿児島県 “長野県“, “鳥取県”];
このように別々の名前の配列で整理することも出来ますが、
一つの名前のデータとして整理させたい場合、多次元配列を使います。配列の中に配列があるイメージですね。
userという名前ですべてを登録しようとした場合、どのように定義するかというとリテラル方式では
 
var user1 =  ["田中", 35, "鹿児島県"];
var user2 =  ["鈴木", 50, "長野県"];
var user3 =  ["福岡", 32, "鳥取県"];

var user = [user1, user2, user3];
という形で、一次元の配列を組み合わせることでも出来ますし、
一括登録しようとすれば
var user = [
    ["田中", 35, "鹿児島県"], // 0番目
    ["鈴木", 50, "長野県"], // 1番目
    ["福岡", 32, "鳥取県"], // 2番目
];

という形で登録します。
そして、user[1][1]のデータは、2番目の人の2番目のデータということになりますので、鈴木さんの年齢となり、50が入っていることになります。
 
Publish : 2846 bytes - updated 2024-07-31 by 管理人